本日9月9日は当社の満11歳の誕生日です。

 

今朝、会社に向かう車中ラジオを消して、この１１年間の経営を振り返って

いました。

懐かしさと恥かしさが混合し,複雑な気持ちになりました。

 

１１年前

２０代後半・・・商社勤めを辞め、新しいことにチャレンジをしたくて創業し、

 

マンションの一室を借りて事務所をかまえ、営業マン兼経営者になった。

 

一人でタウンページや商工会議所名簿を片手に新規訪問した創業期。

 

当時、大手システムキッチンメーカーの特約代理店として工務店に

 

ＰＲし販売する毎日、あてもなく必死にポンコツ営業車で新規訪問する

 

毎日。

 

「情熱だけが味方でした。」

 

 

３０代前半・・・ようやく軌道に乗り始め、スタッフも増やしながら順調に

 

業績が伸びてくる。

 

ショールームを開設したり、リフォーム事業を始めたり、営業所を開いたり

 

数千人集める自社イベントを開催したりと、自身錯覚した時期。

 

なぜか、業界で県内トップ企業にしたいと野望を持ってしまった。

 

「冷静さを完全に失っていた」

 

 

３０代半ば・・・調子に乗りすぎて、頭を打ち勢いが止まってしまった。

 

体調も崩した・・・・

 

「情熱だけではなにもできない事にようやく気づく」

「誰でもできる仕事ばかりしている」

「価格競争の毎日、安い会社が強いのか？」

「経費が・・・」

 

 

３０代後半・・・物事の大切さや仕事の価値感が大きく変わっていく。

 

様々な経営者の方の意見を聞く。

 

今なにが必要なのかを考え、経営を一から勉強する機会となった。

 

「一から出直すぐらいの気持ちでやらなければ・・・」

 

４０代前半・・・あっという間に　１１年

今思うと、いろんな成功や失敗がありました。

 

嬉しいこと、悲しいこと。悔しい経験もありました。

 

自分の不甲斐なさに呆れた日もありました。

 

でもここまで続けてこれた、それは人とのご縁。

 

お出会いした全ての人々に心から感謝いたします。

 

「ありがとう」

 

 

今現在、自分が経営者として課題にしているもの

 

「冷静さと情熱を持続させ仕事に臨む」

 

ということ、これが簡単なようでなかなか難しいのです。

 

 

最後になりましたが・・・

これからも「ＫＯＢＥ　ＳＴＹＬＥ」を末永くご愛顧賜りますよう、心から

お願い申し上げます。

藤田