キッチンの設備 食器洗い機
最近盛り上がっているキッチンのための機器や設備といえば、ビルトイン食器洗い機。
これまでキッチンに欠かせない要素といえば「加熱機器」「レンジフード」「シンク」「水栓」でしたが、そこに食器洗い機が仲間入りしつつあります。KOBE STYLEに見学にいらっしゃるお客様からも、ご自宅の新築やキッチンリフォームの際にはぜひ取り付けたいとご要望をいただきます。
ということでKOBE STYLEのコラムでも、機器類の中ではいの1番に取り上げたいと思います!
家事の時短ニーズに応える 海外メーカーのビルトイン食器洗い機
以前は贅沢品のような扱いの食器洗い機でしたが、現在は効率の良く家事をこなすためのアイテムとして欠かせないアイテムになってきました。
特に近年は、海外メーカーのビルトイン食器洗い機を導入したいというご希望を伺うことが増えています。国内メーカーの食器洗い機は取扱店が多いため入手しやすく、価格的にも導入しやすいというメリットがあります。一方で実際使ってみて物足りなさを感じる方も増えているようです。
国内メーカーの食器洗い機を使っていて不満を感じる1番の理由は、洗浄できる食器点数の少なさ=「庫内の狭さ」。
食器洗い機の便利さはわかっているだけあって惜しい、もう少しでかゆいところに手が届くのに…というところでしょうか。そんな中で、より良い機能性・利便性を求めて海外メーカーの製品を検討されるお客様が増えています。
海外ブランドの食器洗い機はブランドによって細かな機能の違いはありますが、概ね共通しているのが「国内メーカーのものと比べて大容量であること」。本体の幅60cm、高さは概ね80cm前後と製品そのものが大きなこともあり、庫内も広々としていてかなりたくさんの食器が入ります。食器のみですと12〜13人分が入るのは当たり前。そこまで食器が多くないという場合でも、国内メーカーのコンパクトな食器洗い機には入れられず手洗いせざるを得なかった鍋やボウル、キッチンツールといったキッチングッズもまとめて洗うことができます。
節水&省エネ、質実剛健で高品質
食器洗い機は家事の時間短縮だけでなく、手洗いと比べて節電・節水といった省エネルギー性能が高いところも利点です。特に海外メーカーの食器洗い機は、庫内が広いからといえ、食器の洗浄にたくさんの水や電気を使うことはありません。食器の乾燥についても、「予熱乾燥方式」という自然乾燥に近い手法を選択して省エネしつつ、よりカラッとした乾燥に近づけるための機能を各社で競い合って開発しています。
品質に関して海外の製品に不安をお持ちになる方もいらっしゃるかと思いますが、ドイツメーカーが多いこともあり、質実剛健な製品作りを行なっている印象です。イニシャルコストは国内メーカーのものよりも高くつきますが、よくはたらく上に長持ちするので結果的にはコストパフォーマンスも良いと、ユーザーさんからもご好評です。
「よかった」という実感から選ばれる 海外ブランド食器洗い機
Bosch(ボッシュ)やMiele(ミーレ)といったブランドですと、かなり古くから日本で使われているユーザーさんも少なくありません。「実家で25年使っていました。とてもよかったので、今度キッチンを新しくするときの食器洗い機もまた同じブランドのものの最新機種を選びたい」といったご希望をたびたびお聞きします。
また留学やお仕事などで海外に滞在した経験がある方にとっても、こうした大型のビルトイン食器洗い機は欠かせない設備のようです。海外では賃貸住宅でもビルトイン食器洗い機がついていることが珍しくありません。その利便性を1度体験すると、なかなか「すべて手洗い」というスタイルには戻れない…と感じるそうです。
日本ではこうした海外メーカーの食器洗い機の広告やCMを見かける機会はほとんどありません。しかし実際に使ったことがある方からの口コミや体験談が現在の根強い人気に繋がっていて、プロモーションではなく、製品そのものの実力や品質がこうした評価を呼んでいることが窺い知れます。
やっぱり見た目のかっこよさも欠かせない
キッチンの美観という観点でいくと、海外のビルトイン食器洗い機はどのメーカーもフェースのデザインがとても素敵です。どのメーカーも日本向けのモデルとして生産・輸入されていると思いますが、操作パネルの表記は英語のまま。不親切というよりは、ユーザーのインテリジェンスを尊重しているといっても良いのかもしれません。
国内メーカーのもののような懇切丁寧な日本語表記がない機種が多いので慣れるまでに少し時間がかかりますが、操作自体はどれもシンプル。1度覚えてしまえば問題ありません。
もちろん、こうした製品の外観では英語表記が用いられていますが、KOBE STYLEで取り扱っている食器洗い機のブランドはどこもしっかりと日本の正規輸入代理店があります。日本の法令を遵守した製品が輸入され、取扱説明書も日本語のものがしっかりと用意されています。もちろん購入後のアフターサービス対応も日本語ですから、その点はぜひご安心ください。
ドイツメーカー強し!食器洗い機で人気の5ブランドをご紹介
さて、ここから具体的に、現在日本で普及している海外のビルトイン食器洗い機のメーカーをご紹介していきます。
なんと主要5ブランドのうち4ブランドがドイツのブランドでした。ドイツはもともと自動車産業が栄えた工業大国。加えて環境意識が非常に高い国ということもあり、節水・節電といった省エネ性能の追求もかなり意識されているように感じます。
各機種の最新情報については各メーカーのWebサイトをご覧いただければと思いますが、こちらのコラムではショールームのキッチンや過去にKOBE STYLEにて納めさせていただいたキッチン事例の中から選んだ食器洗い機の写真とともにご紹介いたします。
食器洗い機で人気の海外ブランド①Bosch(ボッシュ)
Boschは近年人気が上がってきているドイツブランドです。Boschの自慢は何といっても、世界のビルトイン食器洗い機のシェアNo.1(ユーロモニター調査 2020年販売実績に基づく)のメーカーであること。Boschの家電を作っているBSH Hausgeräte GmbHは傘下にさまざまなブランドをおさめており、のちにご紹介するGaggenauも実はそちらに含まれています。同じ工場で製造している機種もあるそうで、BoschとGaggenauの食器洗い機の内部は共通点が多く、とてもよく似ています。
海外製の食器洗い機のメリットを持ちつつ、他のブランドに比べてややリーズナブルに手に入れられる点も人気が高まっている理由でしょう。価格と品質のバランスのよさで、KOBE STYLEでもかなりBoschの食器洗い機を導入されるお客様が増えました。KOBE STYLEにおいては現在人気No.1の食器洗い機ブランドです。
食器洗い機で人気の海外ブランド②Miele(ミーレ)
もっとの耳馴染みのある、海外のビルトインキッチン家電のブランドといえば「Miele(ミーレ)」ではないでしょうか。芸能人のお宅などがテレビで映ると、Mieleの食器洗い機のフェイスがチラリとキッチンから覗いている…ということもよくあり、まさに「憧れのブランド」です。
Mieleの食器洗い機は、操作パネルをはじめとしてデザインにどことなくエレガントな雰囲気があります。また製品のラインナップが豊富で、食器洗い機だけでもグレードやサイズごとにいくつかの機種があり、食器洗い機以外にもオーブン、IH/ガスクッキングヒーター、コーヒーマシン、冷蔵庫、洗濯乾燥機といった製品群があります。まさに「Mieleのある生活」を形作ることができるのが魅力です。
食器洗い機で人気の海外ブランド③Gaggenau(ガゲナウ)
ビルトイン食器洗い機を発売しているブランドの中で、おそらく1番高級な価格帯なのがGaggenauです。1683年と歴史が長く、洗練されたデザインと品質で人気です。
Gaggenauはなんといってもシャープでかっこいいイメージです。操作パネルのデザインももちろんですが、中のバスケットのワイヤーの質感ひとつとっても非常に高級感があります。オーブン、IH/ガスクッキングヒーター、レンジフード、冷蔵庫と一貫したデザイン性があり、特にモノトーン系などのクールな雰囲気のキッチンを理想とされる方にはとてもおすすめです。
もちろん見た目だけではなく機能や品質はとてもしっかりしていますし、バスケットのレールのスムーズさなど、細部に感じられる作りの丁寧さや上質感には価値を感じていただけると思います。
食器洗い機での海外ブランド④AEG(アーエーゲー)
1883年にドイツで設立された「AEG(アーエーゲー)」。現在はスウェーデンのエレクトロラックスという会社の傘下になります。ビルトイン食器洗い機の他にオーブン、洗濯乾燥機、IH/ガスクッキングヒーター、レンジフードを展開しています。
AEGのビルトイン食器洗い機といえば、近年発売されたモデルに搭載されている「コンフォートリフト」。食器洗い機の下段バスケットをオートで昇ってくるという、ちょっと画期的な機能です。より楽な姿勢で洗い物の出し入れをしたいという方は、こうした少し特徴的な機能を持つ製品を選ぶのも手です。
食器洗い機で人気の海外ブランド⑤ASKO(アスコ)
ASKOは1950年にスウェーデンでスタートしました。ASKOの食器洗い機の自慢は、業界最大クラスの収納量です。特に幅60cmの1番上位のモデルでは、なんと15人分*もの食器を洗えます。
もうひとつユニークかつ重要な機能が、ASKOが特許も取得している「スーパークリーニング」というフィルター洗浄の機能。どのメーカーもフィルターに汚れを溜めてしまうと庫内にいやなにおいが生じる原因となるので、なるべく使用するたびにフィルターのお手入れをするように呼びかけていますが、ASKOの食器洗い機では「スーパークリーニングシステム」によってフィルター部を常時洗浄するので、お手入れの頻度は年に4~6回程度で済むそうです。こまめなお手入れが苦手な方にはおすすめな機能ですね。
*日本電機工業会(JEMA)「食器洗い乾燥機の性能測定方法」に準じた自主試験結果。
以上が、日本で入手することができる海外メーカーのビルトイン食器洗い機のご紹介でした。大容量という点はどのメーカーも共通ですが、細かく見ていくとそれぞれの特色が見えてきます。KOBE STYLEではお使いになる方の性質にもっとも合う製品に出会えるよう、お打ち合わせの際に各社の製品をご提案してまいります。
海外メーカーの食器洗い機のデメリットは?
さて、よいところばかりでなく目を向けなくてはならないのがデメリットです。圧倒的にメリットが上回るからこそKOBE STYLEでも積極的におすすめしているのですが、「あえて」というところで絞り出してみました。
「国内メーカーと比べて、全体的に価格が高い!?」
食器洗い機本体の価格は、国内メーカーの製品の希望小売価格が15〜20万円台後半なのに対し、海外メーカーのものは20万円台前半〜60万円を超えるものまでかなり幅があります。見た目・サイズ・機能などさまざまな機種があり、設置条件といったものも配慮が必要なので、選び疲れてしまうかもしれません。KOBE STYLEのプランナーは常に最新の情報を収集していますので、予算とご希望をお聞かせいただければ、もっともご要望に近いものをセレクトすることができます。
家づくり全体の費用が見えてくると、キッチンの中で減額を検討しなければいけない箇所も当然でてきます。ただしビルトイン食器洗い機に関しては、少しがんばって費用をかけるのがおすすめの設備機器でもあります。キッチン全体の金額を試算をしながら、1番よいバランスをKOBE STYLEのプランナーと一緒に探っていきましょう。
「販売店が少ない&購入後のメンテナンス体制に不安…」
海外メーカーの食器洗い機を取り扱っている販売店の数は、国内メーカーを扱っている数に比べるとどうしても限られてきます。流通量の多い国内メーカー品の取り付けは慣れているけれど、海外メーカーの食器洗い機の取り付けは未経験、という取り付け業者の方も多いでしょう。
KOBE STYLEでは現在のようなトレンドとして盛り上がる前から、長年こうした海外メーカーのキッチン周りの設備を取り扱ってきました。信頼できる品質の正規品の調達ができることはもちろんですが、さらに重要なのはこうした設備機器が正しくキッチンに納まるよう設計を行ったり、取り付けの施工管理ができることです。
設計をするプランナーはもちろん、施工においても信頼できるパートナー業者との提携を行なっているのがKOBE STYLEの強みです。ぜひ安心してお任せください。
「うまく設置できないシステムキッチンもある!?」
海外メーカーの食器洗い機は、大手のシステムキッチンメーカーでは標準採用の機器には含まれていないことがほとんどです。最近は需要が高まっていることもあり、一部でこうした海外メーカーの食器洗い機を設置可能としているシステムキッチンメーカーもありますが、同じメーカーでもエリアや店舗ごとに対応の可否が異なる場合もあるようです。
またシステムキッチンの規格ですと、キッチンへの組み込みそのものが難しかったり、なんとか入れた場合も左右の扉材と長さを合わせることができない…といった、美観の部分での妥協を受け入れざるを得ない場合もあります。
KOBE STYLEのオーダーキッチンの場合は、導入したい機器の設置条件を加味してキッチン全体をプランニングをしていきますので、そうした心配がご不要です。遠慮なく、お使いになる方にとって見た目も機能も最高なキッチンを追求しましょう。
ビルトイン食器洗い機付きのキッチンはKOBE STYLEへご相談ください
海外メーカーのビルトイン食器洗い機をつけたキッチンにしたい!と思われた方は、ぜひKOBE STYLEのショールームへお越しください。KOBE STYLEのキッチンプランナーがご要望や予算をお伺いし、機器の選定からキッチンに美しく収まるプランまでを一貫してご提案させていただきます。
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