キッチンのマテリアル メラミン化粧板
今回は、キッチンの天板や扉に使われるメラミン化粧板についてご紹介いたします。
メラミン化粧板は一般的にキッチンの扉に使用されることが多いため、さまざまなメーカーのキッチンで見たり触ったりしたことがある方も多いかと思います。ですが、実はメラミン化粧板はキッチンの天板にも使用できる素材。「キッチンの天板に使えるとは知らなかった!」という方も多くいらっしゃるのですが、KOBE STYLEでは信頼できる品質のメラミン化粧板をセレクトし、自信を持ってキッチン天板への採用をご提案しております。
メラミン化粧板の特長
メラミン化粧板については、メーカーのWebサイトをはじめとしてインターネット上に数多く情報が存在しますが、KOBE STYLEとしてざっくりご説明しますと
- 耐久性◎ 熱・傷・衝撃に強い
- 清掃性◎ 汚れが目立ちにくく、お手入れしやすい
- デザイン性◎ 色・柄が豊富で劣化しにくい
- コストパフォーマンス◎ 費用を抑えたい場合にも適した素材
といった点でおすすめできる素材です。
メラミン化粧板の特長についてより詳しくお知りになりたい場合は、KOBE STYLEにて採用する機会が多いアイカ工業株式会社のWebサイト内にあります、メラミン化粧板の特長のページをご参照いただくのもおすすめです。「オイル鍋試験」や「鉛筆高度試験」といった独自の試験結果が掲載されており、アイカ工業製メラミン化粧板の優れた物性について知ることができます。
一口にメラミン化粧板といっても国内外に多くのメーカーがあり、それぞれ強みや品質もさまざまです。
アイカ工業のメラミン化粧板は、基本的な表面物性(硬さや耐熱性など)については、他社品と比べて極端なスペックの違いはありません。ですが、KOBE STYLEでは主に3つのメリットを評価して積極的に採用しております。
アイカ工業メラミン化粧板のメリット1:豊富な色・柄のバリエーション&高い意匠性
国内のメラミン化粧板メーカーでは最多の色・柄のラインナップを誇ります。海外の大手メーカーと比較しても、木目柄については約1.5倍と圧倒的な展開数。こだわりのある柄選びにも対応できます。
またアイカ工業のメラミン化粧板のプリント技術は非常に優れていて、自然なコンクリート柄や石目のラインナップが充実しています。木目柄なども年々トレンドに合わせて洗練され、一見本物の木材と見間違えるほどの仕上がりになってきました。KOBE STYLEのキッチンプランナーがかなり厳しい目で見ても納得のいくレベルの色・柄がどんどん出てきています。
実際に石や木といった天然素材を使った場合さまざまな制約やコストが生じますが、メラミン化粧板の色・柄の表現力が格段に上がったことで、お施主さまの好みのテイストを追求とコストのコントロールは非常に両立しやすくなりました。
アイカ工業メラミン化粧板のメリット2:他の建材・素材との色・柄の連動
こうした豊かな色や柄はメラミン化粧板のみならず、化粧ボードやフィルムといった別のインテリア素材でも共通して展開されているものが数多くあります。そのためキッチンやカップボードだけでなく、キッチンを囲むリビング・ダイニングや、住居の随所で気に入った色や柄を使用したトータルコーディネートが可能です。
アイカ工業メラミン化粧板のメリット3:作るとき・使うときの安心&安全
アイカ工業のメラミン化粧板は、シックハウス症候群の原因にもなる4つのVOC(トルエン・キシレン・スチレン・エチルベンゼン)の各放散速度基準*への適合をメーカーの責任に置いて自己宣言を行うなど、使うときの安心&安全を意識した製品となっています。
またアイカのメラミン化粧板はバイオマス認定を取得しています。バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質及び安全性が関連法規や基準、規格等に合致している環境商品に表示が許されます。
安心&安全な製品づくりによって生まれた素材を選択することで、KOBE STYLEのキッチンも環境に配慮し、使う人にとってもやさしいキッチンに1歩でも近づきたいと考えています。
*「建材からのVOC放散速度基準化研究会」により制定された「建材からのVOC放散速度基準」
メラミン化粧板キッチン 6年目の状態&お手入れレポート
さて、ここまではメラミン化粧板の知識的なお話でした。ここからは6年ほど使用しているキッチンのメラミン化粧板の状態がどのようになっているか、実際の写真も交えてお伝えできればと思います。
こちらは6年目の背面収納につかわれているメラミン天板です。
特に何も考えず、物を置いたり食器をスライドさせて引きずったり、ハードに使っているのにそれほどキズつくことなくきれいに使えています。
一見遠くから見るとわかりませんが、近くでよーく見ると一ヶ所シミを見つけました。
アルコールで拭いたら取れるだろうと思っていましたがとれませんでした。
掃除用の中性洗剤を直接吹きかけて待つこと2〜3分。
取れました。
またよーく見てもらうと表面に細かいエンボスがあります。その凹凸の凹に汚れが入りこむのですね。
こちらは6年目のメラミンのポストフォーム扉です。斜め手がかりにしている箇所はとくに変わらずきれいです。
取手がないので扉を直接持って開け閉めするので汚れます。
下の写真が中性洗剤で拭いたあと。よーく見ると拭きムラが残っていますね。
最後水拭きしたらきれいになりました!
さて、すでになんとなくおわかりかもしれませんが、こちらは6年前にKOBE STYLEのキッチンプランナーが自宅のキッチンに採用したメラミン化粧板の現在のようすでした。
メラミン化粧板がキッチンの天板や扉にとっても向いている素材であることが伝わったでしょうか?
メラミン化粧板 色・柄・機能性選びのポイント
基本的には汚れに強くお手入れもしやすいメラミン化粧板ですが、中には汚れが目立つ色や柄、仕上がりもあります。
汚れが傷が目立ちやすい色
- 単色の黒や濃い系統の色
汚れが傷が目立ちにくい色
- 木目
- 石目
- ムラのある柄
- 薄い色
どうしても濃い色を選びたい場合は、指紋が目立ちにくい「指紋レス」といった機能性を持つ仕上げのメラミンもありますので、そうしたものを選択するのも手です。ただし指紋レスの品番は通常品番よりもキズがつきやすいことも。
素材や色・柄・仕上げ選びに悩んだら…KOBE STYLEのキッチンプランナーへご相談ください
KOBE STYLEでのキッチンプランニングの際は、こうした色や素材、デザインの選択によって浮かび上がるメリット・デメリットについても、お打ち合わせでお話させていただきます。素材の知識を豊富に持ったキッチンプランナーがご希望をお伺いし、優先順位や実現したいこととを整理しながら、キッチンの素材のセレクトのお手伝いをします。ぜひショールームにてご相談ください。
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